この何年もの駿府城天守台の発掘で<最大の驚き!!> 「小天守台」発見

【緊急余談…】もう 習近平の国賓訪問など、ありえないことでしょうに。


通称「武漢肺炎」/新型コロナウィルス Coronavirus,2019-nCoV の3Dモデルより

――― それにしても、どうして 日本政府のチャーター機は深夜に行き来したのか? などと思っていたら、その真相は、韓国政府のチャーター機をめぐる裏話が昨日の朝鮮日報に載っていて、かなり暗い気分になりました。
 
 
大量出国を見せたくない中国「チャーター機1機だけ夜に来い」
1月31日付 朝鮮日報より)

… 外交消息筋は「外国人が一度に中国を離れる『チャイナ・エクソダス』(中国からの大量出国)現象が顕著になるのを中国当局が嫌がっているようだ」と話した。習近平国家主席が「私が直接(防疫を)指揮する」と前面に出ている状況で、外国人が中国を脱出する姿は中国共産党の信頼と権威に傷を付けると考えているのだ。中国側が「深夜の出発」を勧告しているのもこのためだと思われる。武漢に約900万人の中国人が閉じ込められている状況で、外国人がバス数十台を借りて空港に向かう様子を 自国民が見てしまうのを望んでいないということだ。…
 
 
! だから、もう 習近平の国賓訪問など、ありえないことでしょうに。 と申し上げるわけでして、しかもこうした説明は、日本国内では、ほとんど成されて来ていないのでは。?………… ま、とにかく今年は、事態の先々を見とおす目が、いつも以上に必要な年かもしれません。
 
 
この何年もの駿府城天守台の発掘で<最大の驚き!!> 「小天守台」発見

さて、正月七日の同日報道で「天守」関連の2大ニュースがあって、本当に、どちらから触れたものか迷うほどの大発見でありまして―――

■岐阜新聞Web 信長築いた石垣、一般公開 岐阜城天守台

■静岡新聞NEWS 駿府城、新たな天守台跡発見 「秀吉の城」小天守か

(上記ニュースより)

こんなビッグニュースが正月早々に伝えられた2020年は、やはり特別な年なのかもしれません。

で、後者の駿府城「小天守台」発見は、私にとっては、ここ何年かの駿府城天守台の発掘成果のなかで <<最大の驚き>>! ! です。(→ 天正期の天守台の方は、私には “ある種の予感” もあった事柄 ですから)

そこで静岡の現地もさぞや、と思いきや、正月19日の市民文化会館での市民向け報告会では、なぜか静岡市側のリアクションがうすく、歴史文化課長が示した今後の青写真の素案(図)には、「小天守台」部分は埋め立てて広場にするつもり… などとあって、完ペキに、拍子抜け(!―――)してしまいました。

会場の薄暗い客席で「えっ」と、一人で絶句するしかありませんでした。

今さら私なんぞが申すまでもなく、「小天守台」は極めて、極めて重要度の高いもので、それは結局のところ天正期の大小天守台が、徳川家康!の二条城・江戸城・岡崎城などと全く同じ「複合連結式」天守の可能性を秘めている点に集約されるわけで、これをスルーして見逃してしまうのは、まことにモッタイナイ判断であり、これでは、何年もかけた発掘調査が、最後の最後で “とてつもない大魚を逃してしまう” のではないでしょうか?
 

【ご参考】
徳川家康との関係性が深い「複合連結式」天守 → 古建築の視点

松岡利郎先生の「慶長度二条城(二条御屋敷・二条御構)推定図」より
(→ 本丸内部から見て、天守の右に連結式「小天守」、左に複合式「取付櫓」


家康の死の翌年に建造された「複合連結式」岡崎城天守(三浦正幸先生考証)

…… にも関わらず、この報告会の日、発掘現場の見学コースはまだ?「小天守台」が見渡せない状態でありまして、来たる2月22日には見学会も予定されているそうで、それまでに「小天守台」の発掘がどう進むのか、かなり心配ではありますが、写真・図解・イラストが命!の当ブログとしては、記事の続報は <2月22日の小天守台の状況次第> とさせていただきます。…

正月19日時点の見学コースから見た、180度以上のパノラマ写真
(※小天守台の一辺の延長線上にあたる位置から)


〔※パノラマ写真は画面クリックで4250pixに拡大します〕


小天守台のまだまだ「見える化」には程遠い辺りの様子…

 
さてさて、それでは一方の「岐阜城」での大発見はどうか? と申しますと…

話題の箇所を見学できた最終日の様子




という感じで、難しい場所にイントレを組んで、現天守の向こう側(北西隅)の天守台直下の大発見を見せていくという、スペクタクルな見学が行なわれました。

そこで次回の当ブログは…

<岐阜城で信長時代の?天守台石垣発見 …だからこそ残る巨大過ぎるナゾ>

といったタイトルでご覧いただく予定です。
 

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